PyCharm&DockerでもBlackでコードフォーマット


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PyCharm&DockerでもBlackでコードフォーマット

PyCharm&DockerでもBlackでコードフォーマット

コードはGitHubリポジトリにあげています。

venvなどで環境構築されたプロジェクトであれば、PyCharmのFile Wacherというプラグインでファイルの保存時にBlackによるコードの自動整形が可能ですが、Dockerで環境構築されたプロジェクトはBlackのパスが読み込まれずFile Wacherが正常に動作しません。

File Watcherのエラー

従来はこの記事のように⌥ ⌘ Lでコードを整形していましたが、この方法だとコマンドを実行し忘れたり、実行してもそれぞれの開発環境によってコードフォーマットが変更されてしまうことがありました。

docker-composeコマンドでコンテナを起動する度に自動整形

現状ではPyCharmの設定だけでDockerで環境構築されたプロジェクトにBlackを適用することはできませんが、docker-compose.ymlにコードフォーマットのコマンドを追加することで、docker-composeコマンドでコンテナを起動する度にBlackによるコードフォーマットが可能です。

version: "3"
services:
  app:
    build: .
    volumes:
      - ./app:/code
    command: sh -c "black . && pip freeze > requirements.txt && python app.py"
    container_name: python_app

結果

app.pyのコードがリフォーマットされました。

Blackによるコードの自動整形

解説

command: sh -c "black . && pip freeze > requirements.txt && python app.py"
sh -cを付けることで複数のコマンドを指定可能
コマンドは&&で繋げる
blackコマンドとPythonの実行コマンドを指定

pip freeze > requirements.txt
コンテナ内で更新されたパッケージ情報をホストのrequirements.txtに反映


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