AWSのCloud9を使ってPythonのプログラミング研修を開催
AWSのCloud9を使ってPythonのプログラミング研修を開催 2022年11月から2023年2月までの期間で、群馬県庁職員を対象にしたDXを促進するためのPythonによるプログラミング研修を開催しました。現在、群 […]
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2022年11月から2023年2月までの期間で、群馬県庁職員を対象にしたDXを促進するためのPythonによるプログラミング研修を開催しました。現在、群馬県は日本最先端デジタル県を目指すDXアクションプランを発表しており、県政のデジタル化推進のために、ICTの利活用による業務効率化や情報システム最適化に加えてICT人材の活用とICTリテラシーの向上を実施項目として策定しています。
プログラミングにおける最初で最大の関門とも言われている開発環境の構築は研修においても課題でした。研修の準備段階ではインストール型のソフトウェアやブラウザ上でコードを実行できるサービスなどを検討しましたが、インストール型のソフトウェアは職員に貸与されているPCではセキュリティ上の関係で許可なくソフトウェアのインストールできない場合があることに加えて、限られた時間の中でプログラミング初学者自ら開発環境の構築は非現実的でした。また、環境設定済みのブラウザ上でコードを実行するサービスも新たにメールアドレス等のアカウント発行が必要なため、今回のケースではいずれも不採用となりました。
開発ツールの選定をしているタイミングで、AWSの担当者よりCloud9を提案していただき使ってみたところ、職員が使用しているメールアドレスでもアカウント発行が可能で、運営側で参加者の一括管理ができることと、開発環境がすでに構築されているためすぐにプログラミングに着手できる環境が整っていたのでCloud9を採用しました。また、講師とコードを共有できるので、エラーや詰まっているところをリアルタイムで確認ができるためスムーズな進行が可能となりました。この共有機能は他のサービスにはないCloud9独自の機能で、ストレージの容量追加なども管理者権限で行えるので、実行するプログラムに合わせて容量を増やしてライブラリをインストールしたりファイルの追加などができたので、研修内容に合わせた柔軟な開発環境の構築が可能となりました。
今回の研修は「プログラミングで何ができるのか分からないけど興味がある」という対象者向けの研修だったため、ファイルの検索や画像編集から始まり、APIやAIについても実際にプログラムを実行して機能を確認したことで、プログラムでできることの可能性を感じていただきました。プログラミングが必要ないノーコード開発や記述量が少ないローコード開発なども増えてきているので、直接プログラムを書く必要はないかもしれませんが、今回のようなプログラミング研修を行ったことで、プログラムの仕組みやできることを知り業務に活かしていただけたら幸いです。2023年4月29日、30日は「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」が群馬県で開催されるので、今後の群馬県のDXに注目です。
ファントムは企業の課題をテクノロジーで解決するDX推進企業として、AIを活用したソリューションの開発だけでなく、企業のIT戦略を実現するIT人材教育やプログラミング研修も行っています。DXを実現するために社内でIT人材教育を行い人材育成を進めることで、IT人材の採用が難しい非IT企業でもDXに成功している企業と同様にアウトソーシング型から内製型に切り替えDXを実現します。
群馬県でPythonを使ったAIやソフトウェアを開発している株式会社ファントムが運営しています。
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