S3でストレージクラスを一括で変更
S3でストレージクラスを一括で変更 デフォルトではS3のストレージクラスは「標準」になっていますが、このストレージクラスは頻繁にアクセスするデータを保存するのに適した設定なので、バックアップファイルなどの頻繁にアクセスし […]
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デフォルトではS3のストレージクラスは「標準」になっていますが、このストレージクラスは頻繁にアクセスするデータを保存するのに適した設定なので、バックアップファイルなどの頻繁にアクセスしないデータに適したストレージクラスに変更してコストの軽減を図ります。今回はバックアップファイルを保存するバケットを「標準 – 低頻度アクセス」に変更します。
S3ではアクセス頻度に合わせた複数のストレージクラスがあり、それぞれ料金が異なります。後からストレージクラスを変更することも可能ですが、移行には料金がかかるので最初に設定しておくかファイル数が少ないうちに移行しておくことで意図しないコストを軽減できます。
S3は1GB単位の料金で見ると安価なのでインパクトが弱いですが、「標準」と「標準 – 低頻度アクセス」では価格に約1.8倍の差があるので、頻繁にアクセスするデータは標準のストレージクラスで保存、頻繁にアクセスしないデータは低頻度アクセスのストレージクラスで保存するなど、保存するデータに合わせたストレージクラスを適切に選択することでコストを調整できます。
ストレージクラス | 料金 |
---|---|
標準 | 0.023USD/GB |
Intelligent – Tiering | 0.023USD/GB |
標準 – 低頻度アクセス | 0.0125USD/GB |
1 ゾーン – 低頻度アクセス | 0.01USD/GB |
Glacier Instant Retrieval | 0.004USD/GB |
Glacier Flexible Retrieval | 0.0036USD/GB |
Glacier Deep Archive | 0.00099USD/GB |
バケットのストレージクラスを変更するフォルダ、ファイルを選択してストレージクラスを編集します。
ストレージクラスを標準で低頻度の「標準 – IA」を選択します。
ストレージクラスの編集が完了しました。
保存されたデータのストレージクラスが設定した内容になっていることが確認できれば完了です。
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