PyCharmで.envから環境変数を読み込む
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Pythonの開発では、セキュリティや環境毎の設定、柔軟性などの理由から.envファイルに環境変数を書いて読み込ませる方法が推奨されています。直接ソースコードに書くと、コードが共有された場合に秘密情報が漏れる可能性があるため、.envファイルに環境変数を書くことで秘密情報をコードから分離して外部からアクセスできないようにすることができます。
また、環境変数を直接コードに書くと変更するためにはコードを書き換える必要がありますが、.envファイルに環境変数を書いておくことで、変更が必要な場合には.envファイルだけを編集すれば良いので柔軟に対応することができます。
Pythonでは、python-dotenvやpython-decoupleというライブラリを使うことで、.envファイルから環境変数を読み込むことができますが、PyCharmではこれらのライブラリを使わずにPyCharm自体の機能で.envファイルから環境変数を読み込むことが可能です。
Edit Configurationsを選択してプロジェクトの設定を変更します。
Enable Envfileにチェックを入れて、下の+アイコンから.env fileを選択します。
ポップアップが表示されたら.envを選択します。デフォルトでは.から始まるファイルは隠しファイルとして表示されませんが、command (⌘) + shift + .を押すと隠しファイルが表示されます。
.envファイルが追加されました。Apply、OKを押して設定完了です。これでプログラムを実行する際に.envの内容をPyCharmが読み込んでくれます。
ライブラリを使わなくても環境変数が読み込めるので開発環境が汚れないというメリットもありますが、複数のenvファイルを読み込ませて差異を確認するのが手間なく行えるのも便利です。
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